バースデイストーリーズ
ある人が誕生日である。
私がなにかしら、とくに”ジュース”をプレゼントする。
ある人が誕生日である。
私がなにかしら、とくに”ジュース”をプレゼントする。
ある人が誕生日である。
私がなにかしら、とくに”ジュース”をプレゼントする。
なぜ、最近の私の財布はここまで寂しくなってしまうのだ。
百円札を燃やすほどの愚行をしたことはないはずだ。
だが、
人の誕生日は素晴らしいものだ。
それに貴賤はない。
ただ、
バースデイがあるだけだ。
おめでとう!すべてのハッピーバースデイ!
日々の思想による疲れと、それについての一考
カフカ。
太宰。
夏目漱石。
マルクス。
ニーチェ。
挿入-
彼ら以外にも私が好きな本書きはごまんといるが、ごまんと挙げていたらキリがない。
許せ、フィリップ・K・ディックとかメルヴィルとか...ホントごめん
-
彼らは思想する。もといしていた。
私は彼らの思想をのぞき、すくい、においを嗅ぎ、なめてみたり、叩いてみたりする。
それがたった一度、たったひとつの思想であるのなら、実に趣深く、いたく安易なものであるだろう。
だが、彼らは諸氏百家。尽きることのない思想の奔流で私を襲う。
私は万物を受け入れられる溶媒でもない。氷塊のうえに彼らは氷塊を落としてくる。
そして、あるときになると、私の意志とは関係なく、門はしまる。
それから悠久(誇張)の流れののち、氷塊は私となる。そして門がひらく。
思想とはとても重い!私にとってのカルボナーラだ。それも卵が乗っているもの。
しかし、彼らの甘い誘惑には逆らえない。抗えない。のっぴきならない。
そう、私は思食家であるのだ。マウスほどの胃をもった思食家。
平成吸引祭日
ふぅー。今日も一仕事をとげたとげた。なしとげた。
さぁ、なにかで一息つこうじゃないか。
右手を上着のポケットに伸ばし、取り出す。
箱から出し、強く加えて味わう。
ココアシガレットはいつも美味い。
耽美な味だ。
昨日は本が落ちてくるほどアンラッキイだったが、
今日はなかなかにグレイトフルな一日だ。
スティーブンソンの宝島が落ちてきた昨日より、
ワイルドのドリアン・グレイを拾い上げた今日が素晴らしい。
世界に「善」と「悪」があるとして
昨日(さくじつ)の不吉は今日に的中した。
いかんしがたい仏滅である。
世界に「善」と「悪」があるとして、
あなたはどちらだろうか?
すくなくとも、私のコーヒーは善である。
デッドマンズ・チェストに降りた彼らは少なくとも悪である。
うーむ、いかんしがたい。