私は普段、学校ではコンタクトレンズ、家では眼鏡をつけてすごしている。
そう、目が悪い。それも圧倒的に。
そして、それらを原因としてかどうか、すぐに目が疲れてしまうのだ。
そう、目が疲れた。それもひどく。
喉が渇く前に、目が乾いてしまう。
カスピ海の前に、さまよえる湖が乾いてしまったように。
いずれは潤いに飢えることとなるのは、どちらも同じだ。
「僕ら人間について、大地が万巻の書より多くを教える。理由は、大地が人間に対抗するがためだ。」
目の乾きは大地のものなのだ。雄々しくふるえるこの大地の。
しかし、きょうは読書で目が疲れた。