鯨と羊とおおいなる猫

草を食むように、文字をならべます

徒然なる多忙

私の行きたい国のひとつに、スイスがある。

山。

山。

山。

山のような山に、山のごとく猛々しい山が連なる土地と聞いている。

しかし、国民は富んでいる。

山のスイスでは、山の暮らしがあり、山の経済があるのだ。

そして、山の経済は現代で輝いている。

山で時計を作り、

山で薬を調合し、

山で国際機関を機能させる。

現代化し、過去をおいてきた私たちにとっての山民族、それは彼らスイス人ではなかろうか。

 

これを書いて、ひとつ心傷を負った。

この文章には私が尊敬し、それ以上の念を捧げている人の名前が何度も何度も繰り返されている。

ゆえに、それを考える。

そして、夜の冷たさがそうするままに、私は傷ついた。